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24時間走者への問いかけ

【歴代神宮外苑24時間チャレンジ出場者に伺いたいこと】

24時間走の日本代表候補だった石川佳彦選手が

『世界選手権の辞退を協会へ申請し、受理された旨』

を昨日16時に自身のSNSで投稿しました。

理由は『希望するハンドラーが協会の意向で認められず、ハンドラーの松島さん無しでは自分はベストな走りは出来ないと判断して』とのこと。

石川選手の決断は、自分にはよく理解できます。

惚れた女が見守っていてくれるからこそ、過酷な競技に臆さず世界の頂点に貪欲になれるというのは、男として当然だと思うからです。

ただし、今回の石川選手決断の背景には、こんな事実もあります。

⑴ そもそも今回のハンドラー選出通知は7月17日に井上や石川選手ら日本代表候補へ一斉メールされていた“らしい”のですが、私たち日本代表選手は誰もそのメールを受け取っておらず、一昨日14:00の段階で議論の余地なく決定事項として伝えられました

⑵ 今回、代表候補の2番手だった私(井上真悟)の希望は自分のハンドラーを優先してつけることではなく、2017年世界チャンピオンである石川選手と世界の舞台で競いあい、競技の認知度をひろめることでした。

つまり、⑴の事情を早めに知ってさえいれば自分のハンドラー申請を撤回し、石川選手の希望する松島さんをハンドラーに推薦することもできたはずです。

石川選手は、2日前に僕たち日本代表候補7名へメッセンジャーグループで事情を報告してくれています。

その後、僕はすぐにチームジャパン監督へ連絡をとり、石川選手が代表辞退を撤回してくれるよう凡走しましたが、石川選手の決意は変わることなく昨日、本人からの投稿がされた運びとなりました。

建前上、石川選手は『協会の手続きに非はなく、自分は納得して決断した』と記していますが、

何のことはない、

24時間走チームジャパンという組織運営は、石川佳彦という才能に見限られただけの話だと、自分は捉えています。

選手にとって重要な連絡のミスや遅延は、これまでにも良くあることだったからです。

ここからは事実をふまえ、皆さんへ伺いたいことです。

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◎“日本で唯一のIAU認定大会”である神宮外苑24時間チャレンジは、今年は開催されないことがすでにJUAホームページにて報告されています

>みなさんは、どう感じていますか?

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◎井上が2003年に走った「24時間とよだチャレンジ(愛知県)」は、JUA主催の大会ではありませんでしたがIAU認定大会でした

>みなさんは、いま国内に神宮外苑大会しかIAU認定大会がない事実をどう感じていますか?

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◎台湾では、年間3つのIAU認定大会があります。その中でも最も人気の高い「東呉国際24小時」は、JUAから選出されたランナーしか出ることができず、選出方法は公表されていません

>みなさんは、出場チャンスを得たいとは感じませんか?

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◎近年では開催そのものも危ぶまれている24時間走世界大会ですが、運営資金はおよそ1000万円とのことです。昔、ある選手は「自分がスポンサーを募り、日本で世界大会を開催させてみせる」という想いを協会へ伝えたところ、その提案は却下されたそうですが、、、

>みなさんは、ウルトラマラソンの世界大会が日本で開催される可能性に対して、どう感じますか?

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◎今回の石川選手世界戦辞退の発端は、そもそもハンドラーに関する重要なメールが1ヶ月間も“送られたつもり”のまま放置されていたことですが、

> LINEなど既読のつく連絡ツールを仕事で使うことは一般的になりつつあるこのご時世、今の協会の運営体制は、本当にこのままで良いと思いますか? 協会の運営スタッフは、ボランティアで本業のあいまの時間でこれらのことをして下さっています。が、『だから納得する』ことが最善の生き方だと、あなたは本気で思いますか?

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勝つために好記録を狙い極限まで走りぬく選手にとって、24時間走はゴール直後の著しい体温低下から低体温症による命の危険さえ伴う「競技」です。

当事者である自分には、レースの準備を進めながら、世間のみなさんへ問いかけすることしか今は、できません。

投稿のシェア拡散や、忌憚ないご意見のコメントは、どんなものであれ、日本のウルトラマラソンを次世代へつなぐ一歩になると僕は、信じています。

井上に対する批判なども真摯に受け止めます

みなさんの声をどうか聞かせてください

井上真悟

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