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シューズの目利きの鍛え方

こんにちは。24時間マラソン元世界チャンピオンの井上真悟です。

先週よりSHIN5IN STOREというネットショップを立ち上げて、自分がこれまでウルトラマラソンで成果を出すために活用してきた製品の販売を始めたのですが、友人より「スーパーフィートっていうインソールに興味あるんだけど、スポーツしてる子供の故障予防にも役立つかな?」という質問をもらいました。

骨の大きさが変化しやすく足のサイズもみるみる変わる成長期の子供たちにとっては正しいシューズの履きかただけでなく、正しいシューズの買いかたも後の歪みを防ぐ上では大変重要ですので、今回の記事ではシューズを買うときの要点を整理してお伝えします。

※大人にも役立つ内容です

“何を買うか”よりも“どこで買うか”が重要です。

昨今、さまざまな意図で設計されたランニングシューズが売られています。

足が内側(または外側)へ倒れこむクセを予防する設計のシューズや、接地時の反発力を最大限に活かせる設計のシューズ、または特別な機能を設けずに足本来の機能を取り戻してゆくことを意図した裸足に近いようなシューズなど。

どれが一番よいか?に、100点満点の答えはないと私は思います。

今後も新しいコンセプトの商品は出続けると思いますが、自分の目標に最適なタイプのシューズを試行錯誤してゆくことはむしろマラソンの奥深い愉しみ方のひとつです。ただし、

どのようなタイプのシューズを選ぶにしても

・自分の足の形にあったモデル

・正しい靴ひもの締めかた

の2つを誤ってしまうと、シューズ関係のトラブルが解決することは、ありません。

まずは正しい足の計測を!そして必ず足長を合わせましょう。

そこで、まずはシューズの目利きの鍛え方についてお伝えします。

そもそも「靴」とは

・足の縦の長さ

・足の幅と高さ

・カカトの大きさ

・指まわりのカタチ

を基準に作られています。

その中でもランニング用のシューズは、走るときの指の曲がりかたに合わせたソールの設計がされていますが、靴の縦のサイズ選びを間違えてしまうと、この根本がズレてしまうことで後々、外反母趾や内反小趾など、骨の歪みからくる深刻な障害の温床となります。

私自身、過去にシューフィッターとして4年間でおよそ2000人ほどの方を接客してきましたが、

◎足の縦の長さに左右差がありそれを自覚していない人は意外と多い

仮に「26cm」と記載された商品であってもメーカーや製造ロットによって実際の縦の長さが違うことが意外と多い

など、靴選びの盲点となることを色々と体験してきました。

これらを踏まえ、みなさんが最適なサイズ、自分の足型にあった形状のランニングシューズを選ぶことは、独力では難しいのではないかと私は思います。

そこで、みなさんが最適な靴選びの目利きを鍛える前段階で、まず行なうべきことは

そもそも店員さんの目利きを鍛えること。

優れたシューフィッターのポイントとは、お店にあるすべてのシューズ在庫の「形状の違い」をちゃんと説明できることです。

また、シューズの形状が分かっても、自分の足の形状が分からなければ、それを一致させることはできません。

たとえば私が3年間、企画コーチを担当したサロマ湖ウルトラマラソン公式企画でチャレンジャーが使用していたザムストの「カスタムバランス」は足の形状にあわせて作成するインソールですが、

全国のカスタムバランス取扱店舗であれば、足の形状を正しく計測するための基礎知識を持っているスタッフが必ずいるため、純粋にシューズのみを購入したい場合でも正しい知識に基づいたアドバイスが受けれる可能性は高いです。

ザムスト・カスタムバランス取扱店舗はコチラ

また、ランニングシューズを買いにゆく時にはなるべくシューズ種類が多く置いてある店舗を選ぶこと!

店員さんの立場としては

「ある在庫を売らなければならない」

ため、取扱商品数が少なければ、どれほど高い専門知識を有したスタッフであったとしても、あなたにとって最適な形状の商品を提案することが難しい場合もあります。

それらも踏まえて、自分に最適なシューズを試行錯誤してゆくことはマラソンの奥深い愉しみ方のひとつだと私は思います。

シューズ探し&走り込みを兼ねた「お店めぐりマラニック」などもぜひトライしてみてくださいね。

※私の古巣であるアウトドア総合ブランド「mont-bell(モンベル)」は、ランニングシューズこそ扱いはないですが、アウトドア経験が豊富だからこそフィッティングの重要性を認識しているスタッフが常駐しています。

私がネットショップで扱っている歪み改善インソール「スーパーフィート」は全国のモンベルでもフィッティングや購入が可能です。

街中でのランニングしかしてこなかった方ほど、たまには趣旨の異なるアウトドア用品店をのぞいてみると着眼点の微妙に違う製品が豊富で、楽しいですよ。ぜひ一度は足を運んでみてください。

(お近くのモンベル店舗検索はコチラ)

もし優れたシューフィッターに出逢えないなら

「そうは言っても、近所にそんなお店はないぞ」

という方もいらっしゃるかもしれません。

もしくはマラソン大会の会場などで、格安で販売している型落ち製品を今すぐ買いたい!悠長にサイズを選んでる時間の猶予はないぞ!

ということも。

そんなとき、シューフィッティングの専門知識がない場合でも、わずか3分で自分に合うモデルかどうかを見極めるシンプルなフィッティング術は次の3ポイント

①製品のインソールをはずさせてもらい、カカトの位置をインソールに合わせてから立ち上がる

②立ち上がったとき、指先のスキマが左右共に1cm〜1.5cm以内で収まっているかをチェック

③実際にシューズを履かせてもらい軽く歩いてみる

[解説]前の項目でもお伝えしたとおり、仮に「26.0cm」という表記の製品であっても自分がこれまで使っていた26.0cm表記のシューズと実際の縦の長さが違う場合は意外とあります。また、自分の足の左右差は以前 足計測したときと変わってしまっていることも。

そこで、シンプルなサイズ確認の方法として「インソールチェック」と言われるこの合わせ方をオススメします。

製品にもともと入っているインソールは、シューズの中の足底表面積を表しているため、カカトを正しいポジションにあわせて確認すれば、実際にそのシューズを履いた時の指先の空間が左右それぞれどのくらいあるかを目で確認することができます。

指先1cm未満の空間では、流石にスペースがなさすぎてツメや指そのものを傷める原因になりかねませんが、逆に指先が1.5cm以上空きすぎてしまう場合には、指関節の曲がる箇所とシューズが構造上まがるポイントがズレすぎてしまうため、骨の歪みにつながる恐れがあります。

シューズは、①必ず縦の長さを自分の実際の足長と合わせてから②横幅や感触をチェックするようにしましょう。

コレを見落とすと、迷走します!靴ひもの締めかたを見直しましょう!

シューフィッター時代、「ここで買った靴で走ったら、足の爪傷めてしまった!」というクレームをいただくことが度々ありましたが、9割以上のお客様は、ひもの締めかたを再接客しただけでトラブルを解決することができました。

「レース後半に足が浮腫み、シューズ内で足が圧迫されて苦しんだことがある」

という体験をした方ほど、適正より大きめのサイズや広めのモデルを購入してしまったり、靴ひもをあらかじめ緩く締めるなどをおこなってしまいがちですが、

甲のフィット感が緩いとランニング時に靴が前後へズレるため、これらの対策は逆効果であるばかりか、前述のとおり将来的なスポーツ障害の温床にもなります。

大切なことは、常に正しくひもを締める習慣です▼

[靴ズレを防止して走力アップ!正しいシューズの履き方]

また、レース後半に足が浮腫むことは、そもそも腓腹筋、ヒラメ筋、前脛骨筋などふくらはぎ周りの筋肉が硬く循環が滞りやすいことが根本の原因となりやすいため、まずは、これらの筋肉のケアを取り組みましょう!

[身近なものを使って簡単ストレッチ]

井上真悟に出来ること

以上のことから、根本的にシューズやインソールは、適切なフィッティングのできるスタッフのいる店舗で購入すべきであり、インターネットで買うことなど論外です。

ネットショップを開設したばかりの私が言うのもなんですが…

ただ、そのなかで井上真悟にできること。

直にお会いできる方々に対してだけでも、商品のフィッティングは責任もっておこないたいと考えていますので、毎週木曜朝7:30〜9:00 ・新百合ヶ丘の「コアランニングスクール新百合ヶ丘・朝ランセミナー」にて井上が直にサイズ調整をさせていただきます。

インソール購入希望者は、セミナー申込時に「スーパーフィート・サンプル使用希望(または購入希望)」「いま履いているランニングシューズのサイズ」をコメント欄に明記していただければ、フィッティングに必要なサンプル商品一式を井上自らが持参します。

購入はまだ考えてないんだけど、サンプルだけでも試してみたい!も全然ok!翌週までの最大7日間まで無料で貸し出します!

毎週参加してくれているセミナー生はもちろん!新百合ヶ丘お近くにお住いの方のご参加をぜひ、お待ちしています。


[井上が担当するセミナー情報]

毎週木曜日 朝7:30〜9:00

コアランニングスクール新百合ヶ丘セミナー

内容 : 参加者各自の目的にあわせたランニングメニューの考え方と故障予防の基礎ノウハウを井上真悟(たまに幅野典子コーチ)が指導いたします。

詳細/お申込は → モシコムサイトより


井上真悟プロフィール 1980年東京生まれ

• GARMINブランド公式アンバサダー兼ランニングコーチ

• 月刊ランナーズ・サロマ湖/四万十川100kmウルトラマラソン大会公式企画コーチ

• 著書「大陸を走って横断する僕の話。(台湾・木馬出版)」 など

[new] オリエンタルラジオ中田敦彦さんのアパレルブランド「幸福洗脳」 キャストページに掲載いただきました

26歳時、父の他界をきっかけに挑んだ通称「世界一過酷なウルトラマラソン」サハラ砂漠マラソンにて2年連続日本人1位となる。その後、ランニングコーチとして児童を対象にしたコーチング経験を積む傍ら、日本全国の児童養護施設へ走って訪れる活動を展開(2007~)出逢った全ての子供たちを喜ばせたいと思い、当時「20代では結果が出せない」と言われていた24時間走に絞った競技活動に打ち込む。2010年、伝説のウルトラランナーと呼ばれていたスコット・ジュレクとのレースを制し、20代初の同競技・世界タイトルを獲得。現在は「2020年・金栗四三のアメリカ大陸5000km横断駅伝」の実現をめざし、精力的に活動中。夢実現の手段として、2018年11月に出場した日本代表選考会を準優勝。まずは、2019年10月フランス開催・24時間走世界選手権で9年ぶりの世界王者に返り咲く予定。

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