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井上真悟のサンタクロース論

今回のブログ記事は、私の本来の競技普及活動やコーチ活動からは外れますが、

主に、ある人物への長文メールの続きとして書かせていただきます。

サンタクロースは、いるのか?いないのか?

小学校も高学年になれば、

「サンタクロースなんているはずないよ!だって去年のクリスマス、○○がプレゼント置くとこ見たもん!」

なんて言いだすガキんちょも増えてくると思います。

じゃあサンタクロースは、いないのか?

僕たち大人は、それでもやはり

「サンタクロースはいる!」と言い張りつづけるべきだと僕は思ってます。

2008年12月。東京から鹿児島までの1500kmを30日間で走りながら、各地の児童養護施設を訪れる活動のなかで、僕はこんな男の子に会いました。

イヴの夜「寝るのが怖い」と泣き出す子

24日の夜、子供たちへのサハラ砂漠マラソンのお話し会を終えたあと職員さんのご好意で僕はその宮崎県の施設さんへ泊めさせていただくことになったのですが、クリスマスパーティを兼ねた夕食を終えたあと、就寝時間まで子供たちとカードゲームをして遊んでいると、ある5歳の男の子がとつぜん泣き出すのです。

「どうしたの?」と尋ねると、その子は

「寝るの怖い」と答えました。

それはなんでかと聞くと、

「僕のところには、きっとサンタさんは来ないんじゃないか」と。

お父さん、お母さんと一緒に暮らせないことは、自分が悪い子だからなんじゃないかと思い込み、

世間では「サンタさんは良い子のところにしか来ない」なんて言われてるもんだから、

その子は、「僕のところにはサンタさんは来ないんじゃないか」と不安で、泣いていました。

サンタクロースとは!?

翌朝、その男の子の枕元にも、もちろん他の子供たちの枕元や靴下のなかにも、プレゼントは届きます。

本当に欲しかったもの、サンタさんへの手紙で書いたリクエストとは違うけれど、それでも子供たちは、ちびっ子はもちろん、前夜は愛想の悪かった中学生や高校生も、やはり嬉しそうでした。

これは、全国の施設さん共通のことですが、一般家庭とは異なり、子供たち全員に本当に欲しかったものを贈ることは予算的に不可能です。

それでも、精いっぱい知恵を絞って、限られた条件のなかで最善の優しさを贈ろうとする大人たちは確かにいます。

サンタクロースとは、誰でしょうか?

すべての子供たちにとって、サンタクロースになれる人間は、基本的に地球上に2人、存在すると僕は思っています。

自分の弱さやうっぷんを家庭内で自分より弱い存在に暴力としてぶつけ、結果その後、十数年間、息子からも憎まれ続け、その弱さから自ら命を断った僕の父親は、残念ながらサンタクロースにはなれなかった人間です。

もし様々な事情で、その2人の大人といっしょに暮らせないのだとしても、子供たちの枕元にクリスマスの朝、プレゼントが届くなら、

たとえあの赤い服を着た太っちょの白ひげグリーンランド人の爺さんでなかったとしても、

やはりサンタクロースは、確かにいる。

僕たち大人は、そう言い張らなければならないのだと僕は思います。

なぜなら

※ここからの続きは、あなたへの長文メールで書きます。

40前の同世代男のくせに青臭くガキ臭い、これらの僕の考えをどう発信するか?またはしないかもすべてあなたに委ねます。


井上真悟プロフィール 1980年東京生まれ

• GARMINブランド公式アンバサダー兼ランニングコーチ

• 月刊ランナーズ・サロマ湖/四万十川100kmウルトラマラソン大会公式企画コーチ

• 著書「大陸を走って横断する僕の話。(台湾・木馬出版)」 など

26歳時、父の他界をきっかけに挑んだ通称「世界一過酷なウルトラマラソン」サハラ砂漠マラソンにて2年連続日本人1位となる。その後、ランニングコーチとして児童を対象にしたコーチング経験を積む傍ら、日本全国の児童養護施設へ走って訪れる活動を展開(2007~)出逢った全ての子供たちを喜ばせたいと思い、当時「20代では結果が出せない」と言われていた24時間走に絞った競技活動に打ち込む。2010年、伝説のウルトラランナーと呼ばれていたスコット・ジュレクとのレースを制し、20代初の同競技・世界タイトルを獲得。現在は「2020年・金栗四三のアメリカ大陸5000km横断駅伝」の実現をめざし、精力的に活動中。夢実現の手段として、2018年11月に出場した日本代表選考会を準優勝。まずは、2019年10月フランス開催・24時間走世界選手権で9年ぶりの世界王者に返り咲く予定。

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