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東海道57次ウルトラマラニック2016を終えて。

2016年の『東海道57次ウルトラマラニック』は小田原城から上野公園・駅伝記念の碑までの区間で行なわれた最終ステージを経て、12月25日にゴールを迎えました。

大会アンバサダーとして、この1年間を関わらせていただき、私 井上は次のようなことを想うに至りました↓↓↓

縁に導かれた東海道550km/和を深められた宿場町ビバークに感謝

本大会は江戸時代からの歴史街道である「東海道57次」を毎月 約80〜90kmずつ旅してゆく半年にかけた壮大なマラニック大会です。

各エイドステーションには歴史の名残がある宿場町が活用され、土地毎の銘菓や歴史を味わいながらランニングorウォーキングを楽しむコンセプト。

また、「サハラ砂漠マラソン」の経験者である主催者のアイディアにより、ビバーク(テント泊)を含む、日本でも数少ないステージレース形式のマラニック大会でもあります。

私が本大会に関わらせて頂くことになったのは夏に特別開催された「全行程を5泊6日で旅する“東海道57次ウルトラマラニック飛脚”」が自身の目標とする「アメリカ大陸横断駅伝」と歴史的に関連深く、強烈な縁を感じられたことがきっかけでした。

夏の「飛脚」では、中台慎二さん、古北隆久さん、小谷修平くん、楢木十士郎さん、楠瀬祐子さん、原良和さん、板垣辰矢さん、石川佳彦さん、外池快太郎さんら日本を代表するウルトラランナーと、台湾で活躍するウルトラランナーの鄭揚展さん、周青さんの総勢12名で2つのチームを組み、550kmに及ぶ壮大なタスキリレーを通して交流を深めることができました。

そして「飛脚」後も定期的に参加させていただいた毎月のマラニックの中では毎回お会いする参加者の方々と同じ釜のメシを食い、ビバーク地ではお互いの人生論や恋愛談や世界観まで、いろんな話しを語りあうこともありました。

ビバーク地で本音で語り合えたのは、東海道57次での旅の道中でいろいろな苦楽を共にしてきたからに他なりません。自分にとってもまさに10年前に参加した「サハラ砂漠マラソン」での濃い時間を日本国内で追体験できた想いでした。

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旅人の心を癒すのは江戸時代から続く豊富な食文化

袋井宿では天正12年から4世紀もの変わらぬ味を伝える「五太夫きくや」の甘味が疲れを癒してくれました↓
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岡部宿CP「かど万」さんご提供の甘酒↓
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舞阪宿脇本陣ではシラス。思わず一杯やりたくなった参加者も多かったことと思います(^^)↓
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9月のビバーク時にはバーベキューで肉を頬張りながら、ゴビ砂漠マラソンの報告会も行なわせていただきました↓
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参加者にとっては試練となったオーバーナイトステージの11月。CPでのしらす丼は格別の味でした↓
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新居宿の「うず巻」は全国菓子博覧会で名誉金賞を受賞した銘菓です。うまかった…↓
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などなど、上記はほんの一例に過ぎません。大会事務局のみなさまの陰ながらの努力と東海道各宿場町の方々のご協力により、食を楽しみながら江戸時代からつづく歴史を味わうことができました。ごちそうさまでした!

地図読み脳トレで磨かれたのは一人一人の主体性

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本大会では「コマ図」というロードマップを活用し、参加者がゴールまでの経路を読み解いてゆかなければなりません。

「コマ図」は一般的な山での地図読みとは異なりコンパスを必要とせず、初心者にも分かりやすい地図なのですが、その使い方は常に実際の景色を自分の目で見ながら考えてゆかなければならず、コレが大会を面白くしていたことは間違いありません。

夏の「飛脚」ではキロ4分半〜5分前後のペースで走った私たちゲストチームのメンバーは、走りの速度にルートの判断力が追いつかずにミスも連発。

炎天下の疲労困憊ななかでも常に冷静さと注意力が求められるコマ図の活用は、ハラハラと良い意味で脳にストレスをかけられたと思っています。

結果、コマ図を活用した本大会では参加された多くの方々が運営サイドに甘えすぎず、主体性の高いスポーツマンになられていたのではないかと感じています。

これからの活動へむけて、井上真悟の想うこと

東海道57次ウルトラマラニックの最終ステージとなった12月の回では井上が過去にアスリート活動のなかで関わってきた児童養護施設の子ども達にもボランティアスタッフとして参加する機会をいただけました。

「東海道57次ウルトラマラニック」そのものは自立した大人のランナーのための大会だと感じていますが、そこから学ぶことのできた日本の良い文化をひとりの大人として子ども達へ伝えてゆくことは大切なことです。

歴史の勉強はやはり学校の教室で教科書を読みながらやるよりも、自分の足で歩みながら学んでゆく方が面白いことは間違いありません。

まずは、2017年は宿場町の銘菓をお土産に、また施設の子たちに走って会いにゆくところから活動してゆけたらいいな。そんなことを考えています。

そして2つ目にいま想うことは今後のアスリート活動のなかでも東海道57次からの学びを大切に、自分の国に誇りを持って日本人として闘ってゆきたいということです。

2020年には東京オリンピックが開催されますが、国際社会のなかで「日本人とはどんな人種なのか!?」が今まで以上に問われる時代にきていると感じます。

大切なことはきっと自分のルーツとなる文化や歴史を知り、自分たちの歴史を日本人として語れることなのではないかと思います。

もちろん、他国のランナーも自国愛と誇りを持って競技活動をおこなっていますので、お互いに競いあうながら、高めあいながら、認めあい、より良い未来へ向けて同じ目標を追える人間関係を築いてゆきたいなと想っています。

直近ではあと18日後にイギリスで開催される雪上430kmのスパインレースが控えていますが、まずはこのレースのゴールで欧州のランナーたちと感動を共有しあえるような、そんな走りをしてみせたいと思っています。

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2016年 東海道57次ウルトラマラニックを通して巡りあえたスタッフの皆様、参加者の皆様、「飛脚」を共にした仲間たち、宿場町の皆様に深く感謝いたします。

本当に1年間ありがとうございました。

大会アンバサダー 井上真悟

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